伝統を新たに彩る
「箸はもっと面白くなれる」そう考えるカワイが若狭塗箸を現代の感性で解釈し直し、より自由で大胆な発想から創るラインナップ、それが「H A J I M E 異彩シリーズ」です。
箸づくりの伝統を守りながら、革新的な技法と遊び心を取り入れることで生まれるモダンな色柄は、日々の食卓を彩り、箸のある暮らしをより楽しく、上質なものにしてくれます。
異彩シリーズを代表するお箸を、数あるラインナップの中から
三つの技法に着目してご紹介いたします。
水に特殊な塗料を垂らし、水面にできた模様を写し取る独自の技法。形成される模様が大理石(マーブル)のような色合いを成すことからこう呼ばれます。
面ごとに模様や柄が異なり、同じ柄の箸は存在しません。世界にたった一膳だけの色鮮やかな表情をお楽しみいただけます。
「堆」=積み重ねるという意味を持つように、塗料を何層にも塗り重ねて研ぎ出し、層ごとのグラデーションを生み出す技法。食卓に映える洗練された美しい質感が魅力です。デザイン性はもちろん、塗膜が厚いことから通常の塗箸よりも優れた耐久性を誇ります。
わずか数センチのスペースに、どれだけ美しい色模様を紡げるか。若狭塗箸の概念を覆す新たな表現に挑む、「浮絵」シリーズです。
小さな花びらを、職人が立体的に手作業で貼り付けることで生まれる繊細な模様が特徴。立体感ある花柄のまるで彫刻のようなデザインが、食卓で目を楽しませてくれます。